6つの係数

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FPの勉強をしていて最初につまづいたのが「6つの係数」が覚えられないというところでした。

6つの係数って何?

キャッシュフロー表を作成するときに「現在の金額を運用したら○年後の金額」とか「○年後に○円貯めるには毎年いくら積み立てるか」などを計算しなければなりません。
それに使うのが、「6つの係数」です。
係数の数値自体は問題に出てくるのですが、3〜4択あってどの係数を使うかがわからないという問題がほとんどです。

  1. 終価係数
    現在の金額を複利運用した場合の将来の金額を求める
  2. 現価係数
    将来の目標金額を得るために現在必要な金額を求める
  3. 年金終価
    毎年一定金額を積み立てた時の将来いくらになるかを求める
  4. 減債基金係数
    将来の目標金額を得るために毎年いくら積み立てるかを求める
  5. 年金現価
    将来一定期間にわたり一定額を受け取るための現在必要な金額を求める
  6. 資本回収係数
    現在の金額を一定期間で取り崩して行く場合の毎年の取り崩し金額を求める

って書かれても。入ってこないですよね。

6つの係数の覚え方

でまずは整理すると「将来の金額」と「現在必要な金額」に分けられる、さらに「一括預け」か「積立」か「取崩」かで分けられるのでこんな感じで対比表にしたらすっと入ってきました。

将来の金額を求める 現在必要な金額を求める
一括預け 終価係数 将来受け取る金額 ←→ 現価係数 現在預けるべき金額
積立運用 年金終価 最終の金額 ←→ 減債基金 毎年の積立額
取崩運用 資本回収 毎年の取崩額 ←→ 年金現価 取崩すための元本

あとは計算問題を多くやるのがいいと思います。

  • 【問題】現在年間200万円の生活費の7年後の生活費を変動率1%で計算する場合に使用するのは資本回収係数である
    ・・・
    答えは終価係数
  • 【問題】利率2%で複利運用しながら毎年40万を20年間受け取る場合の原資は?
    [資料]現価係数=0.6730 年金終価係数=24.2974 年金現価係数=16.3514
    269,200円(40万×現価係数)
    6,540,560円(40万×年金現価係数)
    9,718,960円(40万×年金終価係数)

動画で覚える

youtubeでも覚え方を紹介している動画がたくさんありましたので、わかりやすいものをご紹介。

【FP試験対策特別講義】6つの係数の覚え方(講師:東条慎也)

計算問題だけをみっちりやりたい

この問題集は総合の問題以外に「計算問題」だけを集めたものが入っているので、時間がない時でもこれだけやったりしてました。

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