金融商品の基礎
金融商品の基礎
金融商品の種類を見る前に、利回りや金利について基本をおさえておきましょう。
単利と複利と利回り
特に1年複利の計算は試験にも頻出しているのでたくさん計算問題をやっておきましょう!
利率 | 元本に対する利息の割合 |
---|---|
利回り | ある一定期間に受け取る利息などの収益合計額を運用期間で割り、最初の元本に対して1年あたり何%になるかを計算したもの |
単利 | 最初に預け入れた元本に対してのみ利息がつく |
複利 | 一定期間ごとに支払われる利息をそのつど元本に加え(再投資)て、これを新しい元本と皆して次の利息がつく 一定期間の長さに応じて1ヶ月複利・半年複利・1年複利がある |
- 【利回り】100万円を2年間預け入れて、1年目の利息が2万円、2年目の利息が2万400円だった場合の利回り
((2万円+2万400円)÷2年)÷100万円×100=2.02% - 【単利】100万円を年利率4%で3年間預けた場合
1年目の元利合計=100万円×(1+0.04×1)=104万円
2年目の元利合計=100万円×(1+0.04×2)=108万円
3年目の元利合計=100万円×(1+0.04×3)=112万円 - 【1年複利】100万円を年利率4%で3年間預けた場合
1年目の元利合計=100万円×(1+0.04)=104万円
2年目の元利合計=100万円×(1+0.04)2=108.16万円
3年目の元利合計=100万円×(1+0.04)3=112.4864万円
1年目は100万円に4%の利息がつき、2年目は104万円に4%の利息がつき、3年目は108.16万円に4%の利息がつく
- 【問題】元金5,000,000円を年利2%(1年複利)で3年間運用した場合の元利合計金額は、〇〇である(税金や手数料を考慮しない)
5,202,000円・・・
5,300,000円・・・
5,306,040円・・・
3年後の元利合計金額は、5,000,000円×(1+0.02)3=5,306,040円
計算問題はたくさんやったほうがいい!
この問題集は総合の問題以外に「計算問題」だけを集めたものが入っているので、時間がない時でもこれだけやったりしてました。
固定金利と変動金利
金利には「固定金利」と「変動金利」があります。
固定金利 | 預け入れた時から満期まで金利が変わらないもの |
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変動金利 | 世の中の金利の変化に応じて預入機関中に金利が変動するもの |
- 現在の金利が高くて、今後金利が低下する(景気が悪くなる)と予想される時は高い金利のまま預けられる固定金利が有利
- 現在の金利が低くて、今後金利が上昇する(景気がよくなる)と予想される時は変動金利が有利。
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